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勃起不全(インポ)

勃起不全(インポ)を改善する為の治療方法や薬

更新日:

本記事では、勃起不全(インポ)の治療方法についてまとめていきます。今現在、日本で実践することの出来る勃起不全の治療法としては次のようなものがあります。

  • バイアグラなどのED治療薬
  • 牛車腎気丸などの漢方
  • 亜鉛などのサプリメント
  • 陰圧式勃起補助具
  • 陰茎海綿体注射(ICI治療)
  • 陰茎プロステーシス
  • 食事・運動・睡眠など生活習慣全般の見直し

コスパのよさや勃起促進効果の即効性などをかんがみると、番のおすすめは王道のED治療薬の服用となります。

ただ、ED治療薬はあくまで対症療法的な側面があります。なので、勃起不全の症状を根本から改善するためには、ED治療薬に並行しての生活習慣の見直しは欠かせません。

目次

勃起不全(インポ)の治療方法は多岐にわたる

男性性機能障害のひとつである勃起不全(インポ)は、年齢を問わず男性であれば誰にでも起こりうる状態です。誰にとっても他人事ではないということですね。

そのため、いざ自分が勃起不全(インポ)になったときに適切な対処ができるように、事前に治療方法について知っておくことは大事なことです。

ひとえに勃起不全の治療といってもその方法は多岐にわたります。それぞれにメリット・デメリットがあります。価格や効果、即効性などもそれぞれに独自の特徴があります。

どれが正解というわけではないので、自分のライフスタイルに合ったED治療方法を選択することが大事になります。

内服薬での勃起不全(インポ)の治療

勃起不全の治療法として最もポピュラーなのは、ED治療薬の服用です。錠剤を飲むだけという手軽さゆえに多くの男性がED治療薬を活用し勃起不全を乗り越えています。

ED治療薬を飲むことで身体の血の巡りが活性化されます。その結果として、ペニスの海綿体へも血液が流れ込むようになり勃起するに至ります。

今現在、日本国内に居住している方が利用できるED治療薬としては以下の3パターンがあります。それぞれ入手の手軽さや負担する薬の代金などに違いがあります。

それぞれに一長一短があるので、自分の優先するものを明確にして選ぶようにしましょう。

国内認可の正規品

厚生労働省によって正式に認可されているED治療薬には、次の3つがあります。

  • バイアグラ
  • レビトラ
  • シアリス

これらのED治療薬は医療用医薬品であり、入手するためには医師による処方せんが必要になります。クリニックに出向かなければ手にすることは出来ないということですね。

ED治療は自由診療となります。そのため、これらのED治療薬の代金は保険適用外であり、全額を患者が負担しなければなりません。

そのため、1錠あたり1500円となかなかに高額です。各クリニックごとにED治療薬の価格は若干の差異があります。少しでも安いクリニックを見つけるようにしましょう。

国内認可のジェネリック

前述した日本国内で認可されている3つのED治療薬のうち、バイアグラに関しては既に国際特許が失効しています。そのため、多くのバイアグラジェネリックの製造が行われています。クリニックを訪れたときに、このバイアグラジェネリックを希望することも出来ます。

バイアグラジェネリックならば、1錠あたり1000円ほどで購入することが出来ます。正規品バイアグラよりも1錠あたり500円も安くなっていますね。有効成分はバイアグラと同じシルデナフィルなので、この価格でバイアグラと同じ勃起促進効果を期待することができます。

海外製の個人輸入

日本国内で認可されていない海外製のED治療薬は、海外通販サイトから個人輸入することで手にすることが出来ます。この場合、上記の2つの入手法よりも大幅に薬の代金を抑えることが出来ます。

1錠あたり400円程度というのが相場のようです。また、クリニックに出向くことなくED治療薬を通販することができます。

手軽に入手できる海外製のED治療薬ですが、日本国内では認可されていないため、使用にあたっては自己責任となります。

万が一、重い副作用が発症したときに医薬品副作用被害救済制度などに頼ることが出来ないということですね。信頼できる海外通販業者を見つけることが出来るかが大事になります。

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漢方やサプリでの勃起不全(インポ)の治療

医薬品の他に漢方やサプリで勃起不全を治療するという方法もあります。ED治療薬は医療用医薬品であり身体に一定の強い作用を及ぼすものです。用法用量を守れば基本的には安全ではあるものの、それでも重い副作用のリスクはゼロではありません。

「身体に負担の大きい医薬品は使いたくない」

このように思われる方もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、漢方やサプリメントを使用しての勃起不全の治療です。どちらも医薬品というよりは食品に近いものなのでより安心して服用することが出来ます。

漢方

漢方とは生薬を組み合わせることによって、身体の自然治癒力を高めるものです。

ED治療薬はどちらかというと対症療法的に勃起を促すものですが、漢方はそうではありません。その勃起不全の根本にある身体の不調に働きかけて身体を元気にし、その結果として勃起できるようにするものです。

勃起不全に効く漢方としては次のものがあります。

  • 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
  • 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
  • 桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
  • 八味地黄丸料(はちみじおうがん)

併用禁忌薬などの関係でED治療薬がどうしても使用できない場合は、漢方での勃起不全の治療がおこなわれることもあるようです。目先の勃起ではなく、より身体の芯から元気になりたいという思いがある方におすすめです。

サプリメント・精力剤

サプリメントとは栄養補助食品のことです。漢方と同じく医薬品ではなく食品の部類となります。特定の栄養素を錠剤やカプセルに凝縮したものですね。ドラッグストアなどでは精力剤的なものも売られていますが、これらもサプリメントの一種となります。

勃起不全に効くサプリメントとしては次のものがあります。

  • 亜鉛
  • マカ
  • アルギニン
  • トンカットアリ
  • ソフォン(赤ガウクルア)
  • シトルリン
  • クラチャイダム
  • ビタミンB

これらの栄養素をしっかりと補給することが勃起不全の改善には大切であるとされています。精力剤も多くはこれらの栄養成分の組み合わせによるものです。

「これらたくさんの成分を別個にそれぞれ摂るのは面倒臭い」

そういう方は精力剤を試してみてもいいでしょう。ただ、サプリメント・精力剤は、漢方と同じく、勃起促進効果の即効性はありません。その点、理解しておきましょう。

内服薬以外のED治療法

ここまで紹介してきたものは全部が口から摂り込むものでした。しかし、それ以外にも勃起不全の治療方法は存在します。ただ、これらの治療方法に関しても、ED治療薬同様に保険適用外であり全額が患者負担となります。

そのため、結構な額の出費を覚悟しなければなりません。コスパなどを考慮するとどうしてもED治療薬に軍配が上がります。なので、らかの理由でED治療薬を使えない場合の最終手段として次に紹介するような方法での治療を考えるようにしましょう。

陰圧式勃起補助具

陰圧式勃起補助具は、ED治療薬についで勃起不全の治療の第二選択肢とされている治療方法です。何らかの理由でED治療薬が功を奏さなかったときに使用するものです。プラスチック製の器具をペニスに装着して、ペニスの勃起を誘発するというものです。

陰圧式勃起補助具は、勃起の即効性があり、また90%以上の確率で勃起をすることが出来ます。ただ、勃起状態を維持するためにペニスの根本をゴムバンドで締める必要があるために、セックス時の感度は鈍ってしまうようです。陰圧式勃起補助具の価格は30,000円程度となっています。

陰茎海綿体注射(ICI治療)

陰茎海綿体注射とは、その名の通り、ペニスの海綿体に直接注射をし薬剤を流し込むことで勃起を促すものです。陰茎海綿体注射の勃起促進効果は非常に高く以下のような勃起が困難となってしまう手術や病気・怪我をしていても勃起できる可能性が高くあります。

  • 骨盤内手術
  • 脊椎損傷
  • 糖尿病
  • 骨盤骨折
  • 尿道損傷

一度の使用ではすぐに勃起できない可能性がありますが、繰り返し陰茎海綿体注射をすることで勃起不全の状態が改善するようです。陰茎海綿体注射は1回で4,000円から10,000円程度します。

陰茎プロステーシス

陰茎プロステーシスは勃起不全の治療方法として最後の手段です。ペニスの内部に人口の装具を手術で取り付けるものです。その結果、ペニスはセックス可能な程度の硬さを取り戻すことが出来るというものです。

一度挿入した装具は取り外すことが出来ません。なので、陰茎プロステーシスの手術を受けた後は、いわば勃起しっぱなしの状態となるものです。また、全額自己負担の手術となり、かかる金額も60万円程度と非常に高額になっています。

生活習慣の見直しによる勃起不全(インポ)の治療

中高年の男性で勃起不全の多くは器質性のものとされています。身体が弱ってしまった結果としての勃起不全ということですね。よくあるのが老化や生活習慣の乱れにより動脈硬化が悪化し勃起不全となってしまうというものです。

このタイプの勃起不全は、その原因となる生活習慣を見直すことにより症状が改善することがあります。繰り返しになりますが、ED治療薬はどうしても対症療法的な解決方法です。勃起不全を根本から解決するためには、この生活習慣全般の見直しは必須のこととなります。

食生活

勃起不全の症状を改善させる食生活とは、端的にいうと、身体の血の巡りを良くして血管を若返らせることのできる食生活となります。具体的には、以下のような食材を多く摂取することが大事になります。

  • サバやイワシ、サンマなどの青魚
  • 海藻や野菜などの食物繊維が豊富なもの
  • 大豆食品

これらの食材をふんだんに使った和食がおすすめです。言うまでもなく、ファストフードやジャンクフードの類は避けなくてはいけません。

飲酒と喫煙

度が過ぎる飲酒と喫煙の習慣も健康的な勃起の天敵となるものです。少量の適度な飲酒は身体をリラックスさせる効果があり勃起にプラスに働くこともあります。しかし、飲みすぎると神経の伝達が鈍ってしまい勃起を維持することが難しくなってしまうため注意が必要です。

また、勃起不全の状況改善のためには喫煙も避けたほうが良いものです。喫煙は、勃起不全のメジャーな原因である動脈硬化を進行させてしまうものです。喫煙者の勃起不全率は、非喫煙者のそれと比べると、2倍近くにもなるらしいです。

運動

定期的に運動をすることは、勃起不全の症状の予防や改善につながります。第一に、運動不足による筋力の低下は血行不良につながるためです。逆に言うと、運動が習慣づいていると身体の血の巡りも良くなり自然な勃起ができるようになります。

第二に、運動には男性ホルモンのテストステロンの分泌を促進する効果があるためです。中高年になるとテストステロンの分泌が下がり、男性更年期障害などを引き起こします。この男性更年期障害は勃起不全と関係があるものです。男性更年期障害になるのを防止し、勃起不全にならないためにも運動は大切なことです。

睡眠

慢性的な睡眠不足や睡眠時間の乱れは勃起力の低下を招きます。これは、睡眠のリズムが不規則になることによって、自律神経の働きが乱れてしまうためです。自律神経が上手く機能しないと、脳の「勃起しろ」という命令がちゃんとペニスに伝わらなくなってしまいます。

また、睡眠不足はテストステロンの分泌低下を招きます。テストステロンの分泌量と勃起との関係については前述したとおりです。勃起力を挙げるためにも、出来るだけ同じ時刻に就寝し、7時間程度は睡眠時間を確保するようにしましょう。

まとめ:コスパ最強はED治療薬

勃起不全(インポ)の治療方法には以下のようなものがあります。

  • バイアグラなどのED治療薬
  • 牛車腎気丸などの漢方
  • 亜鉛などのサプリメント
  • 陰圧式勃起補助具
  • 陰茎海綿体注射(ICI治療)
  • 陰茎プロステーシス
  • 食事・運動・睡眠など生活習慣全般の見直し

それそれの方法に独自の特徴があり、一長一短があります。ただ、コストや効果の即効性などをかんがみると、一番のおすすめはやはりED治療薬を服用することです。勃起不全をなんとかしたいと思ったら、まずED治療薬を試し、それと並行して生活習慣を見直していくのがおすすめです。

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