レビトラには併用禁忌薬と併用注意薬があります。これらに指定されている薬はレビトラとの飲み合わせが悪くなっています。
レビトラの併用禁忌薬は以下のようなものがあります。
- 硝酸剤
- HIVの抗ウィルス薬
- 内服の抗真菌薬
- Ⅰa群とⅢ群の抗不整脈薬
- 慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬。
レビトラの併用注意薬は以下のようなものがあります。
- CYP3A4の作用に影響を与える薬
- 降圧作用のある薬。
今現在、服用中の薬がある方は、その薬のレビトラとの飲み合わせをチェックしましょう。もし少しでも不安がある場合には、ED治療専門医のいるクリニックを訪れることが大切です。
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目次
レビトラには併用禁忌薬と併用注意薬がある
レビトラは厚生労働省によって認可されたED治療薬です。きちんと臨床試験などを経て販売にいたっている医療用医薬品ということです。なので、用法用量をきちんと守る限りにおいては身体に重篤な被害のリスクなどはありません。
特にレビトラは、バイアグラなどと比較すると、副作用の危険性が少ないED治療薬と知られています。適切に使用することによって、安全にセックスを楽しむことが出来ます。
しかし、そんなレビトラですが、特定の医薬品との飲み合わせが悪くなっています。レビトラ単体では安全な医薬品ではあるのですが、他の特定の医薬品と一緒に摂取してしまうことによって身体に悪影響を及ぼすことがあります。
今現在、別の病気の治療のために何らかの医薬品を摂取している方は注意が必要です。その医薬品がレビトラの併用禁忌薬や併用注意薬に指定されていないかを事前にチェックしておきましょう。
レビトラの併用禁忌薬
以下、レビトラの併用禁忌薬に指定されている医薬品についてまとめていきます。シアリスの併用禁忌薬について解説してる記事にて記述したことですが、ED治療薬には血圧に作用する医薬品です。
そのため、同じく血圧に影響を与える医薬品と一緒にレビトラを摂取してしまうと身体の血圧のコントロールがおかしくなってしまいます。レビトラの併用禁忌薬には、そのような血圧に強い影響を与える医薬品が指定されています。
硝酸薬
レビトラを含むED治療薬の併用禁忌薬としてよく知られているものに硝酸薬があります。狭心症や心不全、心筋梗塞などの治療で使用されている医薬品ですね。「ニトロ」などと呼称されているものです。この硝酸薬にはレビトラ同様に血圧を下げる効果があります。
そのため、レビトラと硝酸薬を併用してしまうと血圧降下がダブルで効いてしまい身体に大きな負担となってしまいます。最悪の場合、死に至る危険性もあります。
注意しなくてはいけないのは、硝酸薬は飲み薬には限らないということです。舌下錠、貼り薬、吸入薬、注射、塗り薬、スプレーなどさまざなタイプで販売されています。これら全てのタイプの硝酸薬が併用禁忌薬に指定されています。
以下に代表的な硝酸薬を挙げておきます。
- ニトログリセリン(ニトロペン)
- 硝酸イソソルビド(ニトロール)
- ニコランジル(シグマート)
- ニプラジロール(ハイパジールコーワ)
HIVの抗ウィルス薬
抗ウィルス薬とは体内において特定のウィルスの増殖を抑える医薬品です。たくさんの抗ウィルス薬がありますが、レビトラの併用禁忌薬に指定されているものはHIV治療薬のみとなっています。エイズウイルスの抗ウィルス薬ですね。
HIV治療薬を服用中の状態でレビトラなどのED治療薬を摂取すると、血中のED治療薬の有効成分濃度が上昇してしまうリスクがあります。レビトラでいうとバルデナフィルですね。
要は、HIV治療薬と一緒にレビトラを摂取してしまうとレビトラが効きすぎてしまい強い副作用のリスクなどが発生してしまうということです。
以下に代表的なHIV治療薬を挙げておきます。
- サキナビル(インピラーゼ)
- ロピナビル・リトナビル(カレトラ)
- コビシスタット(スタリビルド)
- テラプレビル(テラビック)
内服の抗真菌薬
抗真菌薬とは、その名の通り真菌(カビ)が増殖するのを防ぐための医薬品です。爪水虫(爪白癬)などの治療で処方される薬ですね。
抗真菌薬には外用薬(塗り薬)のものもあります。このタイプの抗真菌薬はレビトラと併用しても問題はありません。内服タイプの抗真菌薬のみがレビトラの併用禁忌薬に指定されています。
この内服タイプの抗真菌薬とレビトラとを一緒に摂取してしまうと、レビトラの有効成分であるバルデナフィルの血中濃度が相互作用で上昇してしまいます。
抗ウィルス薬(HIV治療薬)と同じパターンですね。レビトラが身体に効きすぎる状態になってしまうために内服タイプの抗真菌薬はレビトラの併用禁忌薬となっているわけです。
代表的な内服タイプの抗真菌薬としては、イトラコナゾール(イトリゾール)があります。
抗不整脈薬
抗不整脈薬とは、不整脈の治療に使用する医薬品です。乱れてしまっている心臓の拍動を正常な状態に調整するための薬ですね。この抗不整脈薬には以下の6つの種類があります。
- Ⅰa
- Ⅰb
- Ⅰc
- Ⅱ
- Ⅲ
- Ⅳ
レビトラの併用禁忌薬としては、Ⅰa群とⅢ群のものが指定されています。
このタイプの抗不整脈薬とレビトラとを一緒に服用すると、QT延長症候群という心臓の病気が発症してしまう可能性があります。簡単に言うと、不整脈が悪化してしまうということですね。そのため、Ⅰa群とⅢ群の抗不整脈薬とレビトラの併用は厳禁とされています。
Ⅰa群とⅢ群の抗不整脈薬としては、以下のようなものがあります。
- アミサリン
- リスモダンシベノール
- アンカロン
- ソタコール
- アミオダロン塩酸塩
慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬
慢性血栓塞栓性肺高血圧症とは、肺にある動脈に血栓が出来ることによって血圧が上がってしまう病気です。慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬もレビトラの併用禁忌薬に指定されています。慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬は、つまるところ、血圧を下げる効果がある医薬品です。
前述のようにレビトラにも血圧降下の作用があるために、一緒に服用することで過剰に血圧が下がり身体にショック症状が出てしまう可能性があります。
慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬としては、アデムパスがあります。
レビトラの併用注意薬
禁止するほどではないにせよ、併用するにあたっては注意が必要となる医薬品。それが併用注意薬です。レビトラには併用禁忌薬だけでなく、併用注意薬もあります。レビトラと併用するにあたって注意する医薬品には以下の2種類があります。
CYP3A4の働きへの作用がある医薬品
第一にCYP3A4という酵素の働きへの作用がある薬剤です。CYP3A4という酵素はレビトラの有効成分であるバルデナフィルの代謝に重要な役割を果たす酵素です。なので、このCYP3A4酵素の働きに影響を与える薬剤とレビトラとの併用には注意が必要となります。
CYP3A4の働きが阻害されてしまうとバルデナフィルの血中濃度が高くなってしまい、副作用の症状が強くでてしまうリスクが増大してしまいます。逆に、CYP3A4の働きが誘導され強化されてしまうとバルデナフィルの代謝が促進されED治療薬としての効果が弱まってしまいます。
このように、CYP3A4の働きに影響を与える医薬品はレビトラとの相性が悪くなっています。
CYP3A4の働きを阻害する医薬品としては、エリスロマイシンなどのマクロライド系抗生物質やビカルタミド(カソデックス)などの前立腺がん治療薬があります。
降圧作用のある医薬品
第二に降圧作用のある薬剤です。併用禁忌薬でも説明したことですが、レビトラは勃起促進効果を発揮する過程において血管を拡張させ血圧を下げる作用があります。そのため、降圧作用のある薬剤とレビトラを併用してしまうと血圧効果の作用がダブルで効いてしまうことになります。
結果、血圧が下がりすぎて身体への負担になってしまいます。そのため、一部降圧作用のある薬品はレビトラの併用注意薬に指定されています。
レビトラとの併用に注意が必要な降圧作用のある薬剤としては以下のものがあります。
- カルペリチドなどの急性心不全治療薬
- 高血圧症や前立腺肥大症による排尿障害などの治療に使用されるテラジシンやタムスロシンなどのα遮断薬
不安がある場合はクリニックに
以上、レビトラの併用禁忌薬や併用注意薬についての情報をまとめてきました。ED治療専門クリニックや製薬会社のHPに載せてある情報を参照しているので間違った情報はないと思います。
しかし、本記事では具体的な医薬品名などはその全てをカバーできていません。本記事に記載した医薬品以外にも多くの薬剤がレビトラの併用禁忌薬や併用注意薬に指定されています。
その全てを把握するのは素人ではなかなか難しくなっています。なので、本記事を読んで少しでも今自分が服用している薬とレビトラとの飲み合わせについて不安が生まれた場合には、躊躇することなくED治療専門医のいるクリニックを訪れるようにしましょう。
ネット上でその医薬品の情報を調べることも可能ですが、一番安心なのは専門医にその服用中の薬について判断してもらうことです。
まとめ:レビトラの併用禁忌薬と併用注意薬
レビトラは安全に使用することの出来るED治療薬です。しかし、レビトラには飲み合わせが悪い医薬品があり、それらは併用禁忌薬や併用注意薬に指定されています。
レビトラの併用禁忌薬は以下のようなものがあります。
- 硝酸剤
- HIVの抗ウィルス薬
- 内服の抗真菌薬
- Ⅰa群とⅢ群の抗不整脈薬
- 慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬
レビトラの併用注意薬は以下のようなものがあります。
- CYP3A4の作用に影響を与える薬
- 降圧作用のある薬
自分が服用している薬が併用禁忌薬や併用注意薬であるかどうかについて不安がある方もいるかと思います。そのような場合は、自分で判断してしまうのではなく、最寄りの専門医のいるED治療クリニックを訪れるようにしましょう。
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