本記事ではレビトラの効果・効能についてまとめていきます。レビトラはPDE5阻害薬という医薬品であり、身体への作用の仕方はバイアグラやシアリスなど他のED治療薬と同じです。しかし、以下の点においてレビトラの効果・効能には特徴があります。
- 勃起促進効果を実感できるまでの即効性の高さ
- バイアグラと比較しての副作用のリスクの低さ
- セックス中に効果切れを心配しなくて良いだけの継続時間の長さ
このようなバイアグラのED治療薬としての欠点を補ったものがレビトラになります。なお、レビトラは女性を対象としておらず、現時点において女性の使用は推奨されていません。
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目次
レビトラの効果・効能
レビトラは、バイアグラに続き国内で2番目に承認されたED治療薬です。ドイツの大手製薬会社であるバイエル社によって製造・販売がなされています。2004年に厚生労働省によって認可されました。
日本国内でのバイアグラの認可が1999年ですので、バイアグラに遅れること5年でレビトラが登場したということになります。のちに認可されるシアリスも合わせて、この記事の執筆時点においては、日本国内では3つのED治療薬が承認されています。
バイアグラ、レビトラ、シアリス。この3つのED治療薬ですが、同じ勃起促進効果があるといってもそれぞれに独自の特徴があります。それぞれにED治療薬としての一長一短があり、どれがベストなED治療薬であるかは個人個人で変わってきます。
この記事では、レビトラのED治療薬としての効果・効能について、その他のED治療薬とは何が違うのか、どんな点に特徴があるのかなどについてまとめていきます。
身体への作用の仕方
レビトラはED治療薬です。つまり、セックス時に勃起しづらくなってしまった状態を改善させる効果があるということですね。女性とエッチなムードになった時に適切に勃起ができるよう補助をしてくれます。
このレビトラのED治療薬としての勃起促進効果ですが、その身体への作用の仕方、メカニズムについては基本的にはバイアグラやシアリスなど他のED治療薬と同じになります。
詳しくは、「レビトラに含まれている成分とは？」という記事で説明しているので省きますが、レビトラもバイアグラもシアリスもともにPDE5阻害薬とよばれる医薬品です。
PDE5というのは体内に存在する酵素のひとつです。この酵素の働きが活発化することで勃起がしづらくなってしまいます。ED治療薬とよばれる上記3つの薬は、このPDE5という酵素の働きを抑制させることによって、身体を勃起しやすい状態にしてくれるものです。
他のED治療薬とレビトラとの違い
このようにPDE5 阻害薬として身体への作用の仕方は同じなのが、レビトラ、バイアグラ、シアリスの3つのED治療薬です。しかし、同じPDE5阻害薬であっても、それぞれに違いがあり独自の特徴を持っています。
ここでは、レビトラがバイアグラやシアリスなど他のED治療薬とはどのような点で異なっているのかについてまとめていきます。バイアグラの後追いで開発が進められたレビトラは、基本的には、バイアグラの上位互換といってもよいED治療薬となっています。
世界で初めて認可されたED治療薬であるバイアグラは非常に画期的なものでした。しかし、そのバイアグラにはED治療薬として、いくつかの欠点もあったのもまた事実です。その欠点を克服するように開発が進められ、世に送り出されたのがレビトラというED治療薬です。
即効性
レビトラのED治療薬としての最大の特徴。それは、効果が身体にあらわれるまでの時間が非常に短いということです。他のED治療薬に比べて即効性があるのがレビトラの最大のセールスポイントです。
即効性を測るための指標としては、Tmax（最高血中濃度到達時間）というものがあります。簡単に言うと、その医薬品の有効成分の血液内の濃度がピークになるまでにどれぐらいの時間がかかるかというものです。
言うまでもなく、有効成分の血中濃度が高いほどにその医薬品は効果を発揮することになります。レビトラ、バイアグラ、シアリスの3つのTmaxは以下のようになります。
- レビトラ：40分程度
- バイアグラ：90分程度
- シアリス：3~4時間程度
このように、3つのED治療薬の中で最もTmaxが短く即効性があるのがレビトラとなります。気になる女性とデートしていて予期せずエッチなムードになってしまうこともあるかと思います。そんな時に効果を発揮するのがレビトラです。
「これからセックスをするぞというタイミングで慌てて飲んでも何とかなる」
そんなED治療薬としての頼もしさがレビトラにはあります。
副作用
バイアグラには副作用のリスクが高いという欠点がありました。この点を克服しようとしたのがレビトラです。詳しくは「レビトラの副作用」という記事にてまとめてますが、バイアグラと比べると格段に副作用のリスクを減らすことに成功したのがレビトラです。
- レビトラ：28.15%
- バイアグラ：41.4％
- シアリス：27.3%
この数字は国内承認時に行われた臨床試験における副作用の発症確率です。バイアグラと比べるとレビトラの数字がグッと小さいのが分かりますね。
「バイアグラを飲むと副作用の頭痛に悩まされてセックスどろじゃない」
そんな方に試してもらいたいのがレビトラになります。
効果時間
また、副作用のリスク同様にバイアグラの欠点として指摘されていたことに効果時間の短さがあります。バイアグラは作用時間がそこまで長くありません。そのため、いつ勃起促進の効果が切れてしまうかとヒヤヒヤしながらセックスをしなければいけませんでした。
その点を改良し効果時間を延ばしたのがレビトラになります。以下が3つのED治療薬の効果時間になります。
- レビトラ：最大で10時間程度
- バイアグラ：最大で5時間程度
- シアリス：最大で36時間程度
このようにレビトラの勃起促進効果はバイアグラの2倍ほども継続します。10時間の猶予があればじっくりとしたセックスであっても十分に終わらせることが出来る時間かと思います。より詳しくは「レビトラの効果時間は？」という記事にてまとめています。
レビトラは女性にも効果ある？
以上のようなポイントを確認すると、レビトラのED治療薬としての優秀さが分かると思います。勃起不全に悩む男性の強い味方たりうるのがレビトラです。
では、この男性の性の悩みを解決するレビトラは、同じく性の悩みを抱えている女性の役に立つことは出来るのでしょうか。以下、レビトラの女性に対する効果・効能についてまとめていきます。
一説によると、女性のクリトリスは男性のペニスにあたる器官であるとされています。そのため、レビトラがペニスの勃起を促すのと同様に、クリトリスの勃起を促す可能性があります。
クリトリスは多くの女性にとって強い性感帯です。そのため、レビトラによってクリトリスが勃起することによって性的刺激を受容しやすくなり、不感症や女性性機能障害といった女性の性の悩みを解決に導く可能性があります。
しかし、レビトラはあくまで男性向けに開発された医薬品であり、女性を対象としていません。女性を被験者とした臨床試験などが行われておらず、女性が服用した際の安全が保証されていません。
したがって、残念ながら、現時点においては女性の方のレビトラの服用は避けるべきと言わざるをえません。おとなしく製薬会社が女性用のレビトラを開発してくれるのを待ちましょう。
今現在で女性向けを対象としているED治療薬としてはバイアグラがあります。日本ではまだ未承認ですが、海外では女性向けバイアグラが製造・販売されています。
海外通販などを利用すれば、日本国内に住んでいても入手することが出来るので、興味がある方はぜひチェックしてみて下さいね。女性用レビトラが発売されるまでの「つなぎ」として女性用バイアグラを使ってみるのも良いかもしれません。
まとめ：バイアグラの上位互換としてのレビトラ
以上、レビトラの効果・効能についてまとめてきました。ED治療薬としての身体への作用の仕方としては、レビトラはバイアグラやシアリスなど、他のED治療薬と変わりありません。しかし、レビトラにはバイアグラのED治療薬としての欠点を補う以下のような特徴があります。
- 30分程度で効果を実感できる即効性
- 副作用のリスクの低さ
- 効果切れを考えなくて良い継続時間の長さ
レビトラにはこのような他のED治療薬にはない独自の効果・効能があります。バイアグラやシアリスが体質的に合わなかった方でもレビトラならば使えたという事例も多くあります。
また、現時点において女性はレビトラの対象となっておらず、女性の使用は推奨されていないので注意をしましょう。
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