本記事では、包茎と早漏との関係性についてまとめていきます。日本人男性はかなりの割合で包茎と早漏に悩まされています。この日本人男性の性に関する2つの悩みの間には因果関係があることが指摘されています。それは「包茎が早漏を引き起こす」というものです。
これは、日本人男性の包茎の大部分を占める仮性包茎に関しては事実です。仮性包茎の場合、亀頭が露出されるのは手で包皮をむいた時と勃起した時のみです。そのため、亀頭が外的刺激になれていません。そのため、敏感性早漏につながってしまう可能性があります。
この仮性包茎が引き起こす早漏に関しては、亀頭を外的刺激に慣らすことで対処することが出来ます。具体的には、日常生活において以下のようなことを意識することが大切です。
- オナニーをする時に、皮を使わず、変わりに露出した亀頭を使って行う
- 通常時でもパンツの中で亀頭が露出した状態を出来るだけ維持するようにする
カントン包茎や真性包茎などの重度の包茎でなければ、手術による治療は必要ありません。日頃から意識して、少しずる亀頭を刺激になれさせるようにしましょう。
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目次
日本人男性には包茎と早漏が多い
日本人男性のペニスおよびセックスにおける2大特徴として、包茎と早漏があります。以下に詳しく述べるように、どちらも高い割合で日本人男性に共通するものとなっています。
場合によってはどちらも嘲笑の対象となるものですが、決して他人事にして良いものではないということですね。性というプライベートな部分のことゆえに多くの人は包茎や早漏を他言することはせず、ひとり心の奥で悩んでいるということです。
また、もしあなたが包茎か早漏かのどちらかに悩んでいる場合には、その問題はそのまま放置していいものではありません。うやむやにせずに真摯に向き合って、きちんと対処するようにしましょう。
後回しにしていると、自分の心の傷がどんどん深くなっていくだけでなく、周囲の人間関係にも悪影響を及ぼしかねません。包茎も早漏も恥ずかしいことではありません。適切な治療法によって状態を改善させることが大事です。
日本人男性には包茎が多い
ちまたでは「日本人男性の7割にも及ぶ人が包茎である」などと言われています。あくまで都市伝説なので、この数値に疑いをもっている人は多いでしょう。しかし、実際に行われているアンケート調査のいくつかをチェックすると、この都市伝説がそこまで的外れでないことが分かります。
オナホールで有名なTENGAヘルスケア社が15歳~64歳の男性2,000名を対象におこなった調査によると、カントン、真性、仮性のいずれかの包茎である人の合計は61.8%となっています。包茎手術済みの人は抜いてのこの割合なので、かなり高いことが分かりますね。
また、ちょっと精度は落ちる調査にはなりますが、TV番組の企画で「男性200人の包茎状態を調査してみた」というものもあります。この調査結果によると、カントン、真性、仮性のいずれかの包茎である人の合計は、47.5%となっています。2人に1人は包茎であるということになります。
日本人男性には早漏が多い
早漏も包茎と同じように日本人男性に多く共通する悩みとなっています。早漏は包茎よりも定義があいまいで実際にどの程度の日本人男性が早漏であるかを把握するのは難しくなっています。ただ、そのような中でもいくつか参考になるデータをご紹介します。
女性誌のELLEが行った調査によると、日本人男性の35.8%が早漏について悩んでいると回答しています。これはあくまで早漏という悩みを心に抱えている男性の割合なので、実際に早漏という症状を患っている男性の割合とは誤差があるかと思います。ただ、それでも3人に1人は早漏に悩まされているということです。
また、都内のメンズクリニックのHPによると、日本国内には統計上、少なくとも500万人の早漏症の男性がいるとのことです。日本人男性は全体で6,000万人ほどいるので、日本人男性の8%程度となります。こう考えると少なく感じます。しかし、性交可能な男性という括りにするとより割合は高くなるので、やはり無視できない数であると言えるでしょう。
包茎と早漏には関連性があるのか
このように包茎も早漏も日本人男性に多い症状であることが分かります。ここで疑問に思うのが、「包茎と早漏の間に何らかの関連性はあるのか」ということです。より具体的にいうと、「包茎であると早漏になってしまうのか」ということです。
正直、カントン包茎や真性包茎などのクリニックでの処置が保険適用となるものを除いて、積極的に包茎を何とかしたいという方はそこまで多くはないと思います。それ以上に問題となるのが早漏ですよね。早漏は女性との関係性を直接的に悪化させる可能性のある症状です。
もし、包茎であることが早漏の原因となってしまうならば、包茎もなんとかしないといけないということになります。ここら辺の関係性について、以下にまとめていきます。包茎も早漏もネット上にはなかなか信頼できる情報がないので、ぜひ参考にしていただければと思います。
なぜ早漏は包茎の原因となるか
ネットなどで早漏の原因などについて調べてみると、結構な数のサイトが早漏の原因のひとつに包茎を挙げています。繰り返しになってしまいますが、日本人男性の過半数以上の人が何らかのタイプの包茎であるとされています。なので、包茎が早漏の原因であるということになると、多くの人が潜在的に早漏になる可能性があるということになります。
「早漏になる原因とは?様々な早漏の原因」という記事でもまとめているように、早漏は放置しておくと自分のみならず、パートナーとの関係性にまで亀裂を入れてしまうものです。なので、早漏は積極的に治療していかなければなりません。その意味でも、もし包茎が早漏の原因となるのであれば、包茎も適切に治療をし早漏の改善につなげていく努力が必要となるでしょう。
包茎と過敏性早漏
包茎が原因となって発症する早漏は、過敏性早漏というタイプに分類されます。過敏性早漏とは、ペニスが外的刺激に対して敏感になり過ぎている状態のことです。
簡単に説明すると、射精という現象は、射精中枢という部位から精液の射出を促す信号が発せられることによって起こる現象です。この射精中枢は腰椎にあるとされます。射精中枢は十分な性的刺激を感知することでこの精液の射出に関する信号を出します。
ここでペニスが外的刺激に関して敏感な状態にあると、射精中枢が受け取る性的刺激の量が多くなってしまいます。そのため、すぐに射精を促す信号が発せられるだけの刺激を感知してしまうということですね。こらが過敏性早漏のメカニズムになります。包茎はこの過敏性早漏をひきおこす要因のひとつとされているということです。以下に2タイプの包茎について、過敏性早漏との関係性をまとめていきます。
仮性包茎と早漏
もっともメジャーなタイプの包茎が仮性包茎です。上記の調査からも分かるように、一般的に包茎とよばれる人のほとんどが仮性包茎になります。仮性包茎とは、平常時は包皮が亀頭に被さっている状態ではあるものの、手で包皮をむくことで亀頭の露出が出来るような包茎のことです。
この仮性包茎は早漏の原因となるタイプの包茎です。仮性包茎の男性は、露出した亀頭への外的刺激に慣れておらず、敏感性早漏になりやすくなってしまうためです。仮性包茎の場合、ペニスが普段の状態では亀頭は包皮に守られており、亀頭が外的刺激にさらされることはありません。
これの刺激に慣れてていない亀頭は、セックスにおいて女性の膣内での刺激を受けやすくなってしまいます。そのため、すぐに射精中枢に刺激が蓄積されることになり、射精の信号が発せられてしまうことになるわけですね。
「仮性包茎⇒亀頭が刺激に慣れていない⇒敏感性早漏」
このような感じで仮性包茎は早漏に関係しています。
早漏防止のための仮性包茎対策
繰り返しますが、早漏は治療するべき身体の症状です。これは、仮性包茎が原因である早漏の場合においても同じです。では、早漏を治すために仮性包茎に対してはどのような処置をしていけば良いのでしょうか。
包茎治療と聞いてまず思い浮かぶのは手術だと思います。しかし、早漏治療を目的とした仮性包茎の手術はあまりおすすめはしません。きちんと清潔状態を保ってさえなどすれば、仮性包茎それ自体は日常生活に害を及ぼすものではありません。
そのため、カントン包茎や真性包茎などの重度の包茎と違って仮性包茎の手術は医療保険の対象となっていません。つまり整形外科手術に近いものだということですね。
大掛かりな手術をしなくとも、日頃からのちょっとした意識によって仮性包茎による早漏は防ぐことが出来ます。端的に言えば、毎日少しずつ亀頭に外的刺激を与え、その刺激に慣れさせるということですね。具体的には以下のような方法があります。
- オナニーをする時に、皮を使わず、変わりに露出した亀頭を使って行う
- 通常時でもパンツの中で亀頭が露出した状態を出来るだけ維持するようにする
これらのことを意識するだけで、しだいに仮性包茎が原因である過敏性早漏は改善されていきます。ネットには男性向け美容クリニックの「仮性包茎は早漏の原因にもなるし、女性にも嫌われる」みたいな広告にあふれています。これら包茎手術の広告はステマといっても良いものなので、そこまで鵜呑みにするのはやめましょう。
真性包茎と早漏
早漏のもう一つのタイプとして真性包茎があります。真性包茎とは、包皮がペニスに完全に被さってしまっている状態です。通常時でも勃起時でも、包皮がむけ亀頭が露出されることがない包茎のことです。真性包茎の場合、手で包皮をむき亀頭を露出させようとしても痛みをともないます。そのため、亀頭の露出は一切ない状態になります。
この真性包茎ですが、結論から言ってしまうと、早漏の原因となるものではありません。仮性包茎と違い、勃起状態でも亀頭の露出がない真性包茎は、セックス時に受容する刺激が増幅することは特にありません。真性包茎はペニスの過敏さにつながるものではないので、早漏の原因とはならないということですね。
しかし、早漏の原因にはならないからといって真性包茎は放置しておいて良いものではありません。真性包茎の治療手術は医療保険が適用されるものです。このことからも分かるように、真性包茎をそのままほうっておくことはリスクのあることです。
- ペニスの悪臭
- ペニスの先細りや短小
- 陰茎がんにつながる
- 不妊の原因となる
このような大きなリスクが真性包茎にはあります。そのため、たとえ早漏の原因ではなかったとしても、真性包茎である場合には早急な手術による治療が必要となります。
まとめ:包茎は早漏の原因にはなりうるが…
日本人男性に多いペニスやセックスに対する悩みとして、包茎と早漏があります。ともに日本人男性のかなりの割合の人が心を悩ませている問題です。この2つの男性の性に関する悩みですが、「包茎によって早漏になってしまう」という因果関係にあります。
日本人男性で包茎の人の多くは仮性包茎です。この仮性包茎は、勃起時や手で包皮をむくことなしには亀頭が露出することがないものです。そのため、亀頭が外的刺激に対して敏感になってしまいます。このために、セックスのときの女性の膣の刺激に耐えられず、いわゆる過敏性早漏という状態になってしまいます。
この仮性包茎が引き起こす早漏ですが、以下のような普段からの心がけによって、症状を改善させることが出来ます。
- オナニーをする時に、皮を使わず、変わりに露出した亀頭を使って行う
- 通常時でもパンツの中で亀頭が露出した状態を出来るだけ維持するようにする
これを心がけることで、亀頭が外的刺激に慣れてきます。そのため、敏感さの程度が鈍ってくるということですね。仮性包茎の治療というとすぐに手術を連想しがちかと思います。しかし、カントンや真性などの重度の包茎である場合を除いて、早漏改善のためならばあえて仮性包茎を手術をする必要はありません。
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