本記事では、遅漏の治療方法について、まとめていきます。EDや早漏と違い、遅漏には明確な治療方法が確立されていません。
バイアグラやプリリジーのような特効薬はないということですね。そのため、遅漏の改善には根気が必要になります。
具体的な遅漏の治療方法としては、以下のようなものがあります。
- マスターベーションのやり方の見直し
- ポルノ動画の視聴制限
- 一定期間のオナ禁
- 心理カウンセリング
- 飲酒・喫煙習慣の見直し
どれも即効性のあるものではありません。地道な継続が必要になります。
目次
遅漏に気づいたらすぐに対処を
遅漏は、早漏やEDに比べるとマイナーな下半身の悩みです。しかし、だからといって、遅漏に悩む男性の人数は少ないわけではありません。
とあるネットメディアが行った調査によると、遅漏に悩む男性の割合は16.1%にものぼるとのことです。遅漏は決して珍しい症状ではないということです。
「自分は遅漏なんじゃないか」
もし、そのように思われているならば、すぐに治療を開始するようにしましょう。遅漏を放置していると、症状が悪化して射精障害などにもつながる危険性があります。
パートナーとの関係悪化につながる
遅漏状態が続くと、パートナーとの関係性も悪化していきます。遅漏は、パートナーの女性への負担となります。
まずは、身体的負担です。長時間にわたるセックスは、女性器を傷つけます。性的興奮もおさまり、膣内も濡れることもありません。
そして、遅漏は、女性の精神的負担にもつながります。
「私に魅力がないから射精できないんじゃ」
「私の他に好きな人が出来たのな」
パートナーが遅漏になると、このように考えはじめる女性がいるようです。
このように、遅漏はパートナーの身体と精神の両方への負担もたらします。このような状態が続くと、パートナーとの関係性も悪化のいっとをたどるようになります。
一刻も早く遅漏を直す必要があるということですね。
遅漏には特効薬はない
では、遅漏は、どのように治療していけば良いのでしょうか。同じ下半身の悩みであるEDや早漏には、特効薬と呼べる治療薬があります。次のようなものです。
- ED:バイアグラ、レビトラ、シアリス
- 早漏:プリリジー
EDや早漏であっても、これらの治療薬を服用することで、満足のいくセックスを出来るようになります。しかし、遅漏には、このような特効薬はありません。
「飲むだけで、射精タイミングが早くなる」
このような効果のある医薬品は、いまだ開発されていないということですね。
補助的位置づけの薬物療法
一部のメンズクリニックのHPには、遅漏の症状の治療に効果のある医薬品として、次のようなものが紹介されています。
- アマンタジン(シンメトレル):パーキンソン病治療薬
- ブスピロン(バスパー):抗不安薬
- シプロヘプタジン(ペリアクチン):抗アレルギー薬
- ヨヒンビン:植物由来のサプリメント
しかし、これらの医薬品は、あくまで補助的な目的で処方されるものです。臨床試験などを通じて、きちんと遅漏への適応が認められたわけではありません。
日々のセックスにおいて、遅漏対策にこれらの医薬品を用いるのは、あまり現実的ではないということですね。
生活習慣を見直すことで治療する
特効薬がないとなると、どのように遅漏に対処をすれば良いのでしょうか。残念ながら、即効性のある解決策はありません。
「遅漏になる原因は?ストレスや飲酒や喫煙は影響ある?」の記事にまとめたような遅漏の原因を特定し、それに対処するしかありません。
遅漏の原因の大半は、生活習慣の乱れからくるものです。生活習慣を改善するというのは、一朝一夕で出来るものではありません。
なので、時間がかかります。遅漏の治療は、長い目で根気よく行っていく必要があります。
ED治療薬は遅漏を悪化させる可能性がある
一点、注意しなければいけないことに、「ED治療薬には遅漏を悪化させるリスクがある」ということがあります。
「勃起力をあげる」
「精力を増強させる」
バイアグラなどのED治療薬には、どうしてもこのようなイメージがありますよね。
「ED治療薬で精力が強くなれば、遅漏も治るんじゃないか」
このように考える人は少なからずいます。しかし、これは間違いです。ED治療薬は、逆に、遅漏を悪化させる可能性があります。
これは、ED治療薬がペニスの感度を下げるからです。なので、遅漏改善目的で、ED治療薬を服用することはやめましょう。
おすすめの遅漏の治療方法
「原因を突き止め、その原因にあった対処を行っていく」
遅漏を治療する方法として、今のところ、これしかありません。試してすぐに効果のあるようなものではありません。めげずに根気よく治療を続けるしかないということですね。
具体的な遅漏の治療方法を、以下にまとめていきます。「遅漏をなんとかしたい」という気持ちがある場合は、少しずつ着手していきましょう。
どれも2、3日で効果のあるものではありませんが、きちんと継続していくことが重要です。
その1:マスターベーションの方法の見直し
遅漏を治そうと思ったら、まず最初に取り組むべきことは「マスターベーションのやり方の見直し」です。遅漏の原因の主要なものとして、不適切なマスターベーションによるものがあります。
- 床オナ
- 脚ピンオナ
- ペニスを強く握るやり方
これらのマスターベーションは、膣内にペニスを挿入する以上の刺激を与えるものです。なので、より刺激野少ないマスターベーションに、やり方を変更しましょう。
おすすめは、ソフトタイプのオナホールです。膣内と遜色ない刺激で、ペニスを慣らすことが出来ます。
その2:ポルノ動画の視聴制限
遅漏を治すためには、ネットでのポルノ動画の視聴も抑えるようにしましょう。ネットには、過激なポルノ動画であふれています。それらは、超常的な刺激を脳に与えるものです。
このポルノ動画からの強い刺激に慣れきってしまうと、パートナーとのセックスに物足りなさを感じてしまいます。
その結果として、遅漏になってしまっているのですね。なので、過激なポルノの視聴は、出来るだけ禁止するべきです。
観るにしても、出来るだけノーマルのセックスを再現しているようなものに留めるようにしましょう。
その3:1週間程度のオナ禁
オナ禁とは、マスターベーションを止めることです。オナ禁をすることで、ペニスの感度が上がるとされています。
その結果、少しの刺激でも射精できるようになるということですね。性的な欲求不満状態を意図的につくり出すということです。
一般に、オナ禁は1週間から10日間ほどやれば、効果が出てくるとされています。マスターベーションを習慣づけてしまっている人には、なかなか厳しいことかもしれません。
不必要にポルノ動画を見ないなど工夫をしつつ、取り組んでみて下さい。
その4:心理カウンセリング
遅漏の原因には、心因性のものもあります。精神的なストレスやプレッシャーの蓄積によって、遅漏が引き起こされてしまうというものです。
この場合、理論上は、ストレスやプレッシャーを取り除けば遅漏は治ります。
しかし、職場のストレスやパートナーからのプレッシャーなどは、簡単に対処できるものではありません。
そのような場合は、心療内科などでの心理カウンセリングが効果的です。心の負担を和らげることができれば、遅漏の改善も期待することが出来ます。
その5:飲酒などの生活習慣の見直し
また、飲酒や喫煙などの生活習慣も、遅漏を治すために見直す必要があります。
「遅漏になる原因は?ストレスや飲酒や喫煙は影響ある?」という記事にまとめているように、過度のアルコール摂取やタバコの習慣は、遅漏の症状を悪化させるリスクのあるものです。
飲酒や喫煙の習慣が身に染みついてしまっている場合は、なかなか止めることは難しいと思います。
そのような場合は、アルコール度数の低いお酒や電子タバコなどに代えてみることから始めましょう。
アルコールやタバコの身体への負担を減らすことが出来れば、それだけ遅漏改善の硬化も期待できます。
まとめ:遅漏の治療は地道にコツコツと
遅漏には、EDや早漏のような、確立された治療方法はありません。「錠剤を服用することで、すぐに満足のいくセックスを出来るようになる」なんてことはありません。
しらみつぶしに遅漏の原因に対処していくしかありません。
- マスターベーションのやり方の見直し
- ポルノ動画の視聴制限
- 一定期間のオナ禁
- 心理カウンセリング
- 飲酒・喫煙習慣の見直し
これらは、どれも即効性のある効果を期待できるものではありません。根気よく日々継続していくようにしましょう。
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