本記事では、EDと運動の関係性についてまとめていきます。食生活などと並んで、運動の習慣もEDの発症とは大きな関連性があります。
運動不足の状態が長く続き、肥満状態となると、EDになる確率というのはグッと上昇することになります。
「バイアグラに頼らない自然な勃起がしたい」
そのように思うならば、次のような運動を習慣化しましょう。
- スクワットなどの筋トレ
- ジョギングなどの有酸素運動
これらを継続することで、身体の血の巡りがよくなり、男性ホルモンも分泌されるようになります。その結果として、若い頃のような元気な勃起が出来る身体を獲得できるようになります。
目次
運動不足はEDを悪化させる!?
「EDって年齢を重ねれば誰でもなるものなんでしょ」
「ある程度の年齢になったらバイアグラなしに勃起は出来ないものなんでしょ」
このように、EDと加齢とを強く結びつけて考える方は多くいます。この考え方は、半分正解であり半分間違いです。
より正確言うならば、次のようになります。
「乱れた生活習慣を長い期間にわたって継続することによって、EDは引き起こされる」
EDの発症の根本は、EDにつながるような悪い生活習慣を数十年にわたって続けてきてしまったことにあります。
ED治療に生活習慣の見直しは必須
バイアグラなどのED治療薬を服用すれば、確かに一時的には強い勃起をすることが出来ます。しかし、その勃起はあくまで薬の効果によって引き起こされたものです。
いくらバイアグラを飲み続けたとしても、自然に勃起ができるようにはなりません。
その意味において、EDという症状を根治させるためには、EDにつながるような悪い生活習慣の改善が必須となります。
生活習慣の改善は、ED治療薬と比べると即効性はありません。しかし、人生を長期的なスパンで捉えると、避けては通れないものとなります。
運動不足が引き起こす血行不良
生活習慣の中でも、特に意識をするべきなのが、日常生活における運動の習慣です。デスクワークの仕事などをしていると、どうしても日頃の運動量が少なりますよね。
よほど意識して運動を心がけていないと、現代社会に生きる多くの人は運動不足である場合がほとんどでしょう。
運動不足が慢性化すると、身体の血の巡りが悪くなります。いわゆる動脈硬化ですね。この悪化した血流は、ペニスの周囲の血管においても同じです。
勃起は、ペニスの海綿体に血が流れ込むことによって発生します。つまり、動脈硬化によって血の巡りが悪いという状態は、EDの直接的な原因となるものです。
肥満とEDには強い関係性が
また、運動不足による肥満もEDの原因となります。肥満を測る尺度として、BMIがあります。「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」によって求められる値ですね。
この値が25以上の場合は、肥満であると診断されることになります。アメリカのとある研究では、BMIの増加とEDの発症との間には、明確な相関関係があると結論づけています。
より具体的な数値としては、BMIが30を超えている人の場合、BMIが23未満の人よりも、EDの発症リスクが1.7倍ほど増加するとのことです。
継続的な運動によって、肥満を解消することが出来れば、それだけEDのリスクを下げることができるということですね。
ED改善に効果的な運動とは
ここまで述べてきたように、運動不足とEDの発症との間には、かなりの密接な関係性があります。
「バイアグラに頼ることなく力強い勃起がしたい」
「若い頃のような血気盛んな活力を取り戻したい」
このように思うならば、運動習慣の見直しは必須となります。
では、EDの改善を目的とした場合、具体的にはどのような運動をすれば良いのでしょうか。言うまでもないことですが、どのような運動であっても、何もしないよりは確実に心身に良い影響を与えます。
しかし、せっかく生活習慣を見直すならば、より効果的に力強い勃起に直結するような運動を取り入れるようにしましょう。
スクワットなどの筋トレ
EDの改善を考える上で大事なのは、テストステロンという男性ホルモンの分泌の促進です。
テストステロンは男らしさを司るホルモンです。テストステロンの減少は、男性更年期障害と呼ばれるものでEDや倦怠感・疲労感にもつながるとされています。
このテストステロンの分泌を強く促す効果がある運動があります。それは高強度の筋トレです。筋トレによって、身体に強い負荷を与えることによって、テストステロンの分泌が強化されます。
- スクワット
- ベンチプレス
- デッドリフト
これらの筋トレにぜひ取り組んでみましょう。
ジョギングなどの有酸素運動
また、筋トレ以外にも、有酸素運動もEDの改善に効果的であるとされています。とあるデータによると、全く運動をしない人は、週に2時間半以上のランニングをする人に比べて、EDの発症リスクが3倍も増加するとのことです。
上記の筋トレは、どうしてもハードなイメージがあります。しかし、有酸素運動ならば、自分で負荷を調整することが出来ます。
「いきなり強度の高いランニングや水泳などは厳しい」という場合は、ちょっとしたウォーキングなどから始めましょう。それでも十分にED改善の効果を期待することが出来ます。
サイクリングには要注意
ただし、注意をしなければいけないのは、同じ有酸素運動であっても、EDの改善に逆効果となるものも存在するということです。それは、サイクリングやエアロバイクです。
これらの有酸素運動は、サドルによって股間が強く圧迫されるものです。その結果として、勃起に必要な血管や神経が痛めつけられてしまうことがあります。
自転車のサドルに乗っている時間が長ければ長いほどに、EDの発症率が上がるというデータもあります。EDの改善ということを念頭に置くとするならば、サイクリングは避けたほうが無難かもしれません。
まとめ:EDを治したいなら運動不足の解消を
EDという男性の悩みを根本から解決するためには、日常生活における運動の習慣を見直すことがマストとなります。
適切な運動の習慣を確立することで、身体の血の巡りが良くなり、ホルモンバランスも安定し、自然な勃起が出来るようになります。
EDの改善という観点からおすすめ出来る運動としては、次のようなものがあります。
- 高強度の筋力トレーニング
- ジョギングなどの有酸素運動
自分に出来る範囲からで良いので、これらの運動を日々のルーティンとしていくよう心がけてみましょう。
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